1. 2026年春のニセコ、開発の現状
ニセコ地方に来るのは去年より2週間早い時期だったため、フキやイタドリといった巨大な草木がまだ伸びきっておらず、周囲の様子をしっかり確認することができました。


毎年実感するのは、開発ペースの速さです。
実家近隣にも中国系資本によるコンドミニアムが建設中で、一部はすでに完成していました。
そして、注目したのはアンヌプリから比羅夫まででよく見た看板の変化です。
去年まで:「売土地」という中国人向けの漢字表記が多数
今年:「For Sale」という英語表記が明らかに増加
北海道各地で中国系資本による開発が勢いよく進み過ぎて、それに対して規制が強まっている報道があるせいか、ニセコにおける外国資本の動向が看板の言語にも表れているのかもしれません。
ニセコの街並み、15年前との比較してみました
【約15年前(リーマンショック後)】
街の様子:For Rent・For Sale看板が目立つ、歩行者ほぼゼロ
国際イベント:ほぼなし
比羅夫エリアの道路:雑木林沿いの淋しい道、比羅夫スキー場周辺は雑木林沿い
の薄暗い道が続き、ぽつんとパン屋と蕎麦屋があるだけ。
当時、「なぜこんな場所に店を出したのだろう」と不思議
に思っていたそのパン屋が、北海道で一番のお気に入り
になっていました。
札幌のビジネスホテル:7千円台もあり


【2026年現在】
街の様子:観光客が普通に歩き、サイクリングを楽しんでいる人も多い
国際イベント:各種国際スポーツ大会が開催
比羅夫エリアの道路:かつての雑木林沿いの道は全面開発され、歩道も整備され
ており、あのパン屋があった交差点は、スキー場への主要
アクセスポイントになっていました。
そのパン屋は2026年2月末に閉店していました。
持ち家だったとすれば、開発の波に乗って土地の価値は
大きく上がったでしょうが、詳細は不明です。
札幌のビジネスホテル:現在は大幅に上昇


ニセコ特有の地理的条件として、夏は草木が生い茂って視界がなく、冬は平均1.5mの積雪で除雪後の雪壁に囲まれます。
外の様子が見えやすいのは、雪解け直後のこの時期だけです。
2. 空き家・実家管理で実際に起きたこと
《2年目の冬を越えた実家の状態》
人が住んでいない状態で2度目の冬を越えた実家を点検した結果、以下の問題が見つかりました。
【水道まわり】
水落とし(凍結防止のため水抜きをする作業)は入念に実施済みで、水道管の破裂はありませんでした。
ただし、水栓を開けたところ複数箇所でパッキンが緩み水漏れが発生してたので業者に依頼して修理してもらいました。
北海道の空き家管理において、水落としをしていてもパッキン類の経年劣化は避けられません。
特に使用していない期間が長いほど、再使用時の水漏れリスクが高まる点は注意が必要です。
【屋根】
冬の間に1度、雪下ろしを業者に依頼しました。
結果として屋根への被害はなかったです。
倶知安・ニセコエリアは特別豪雪地帯に指定されており、積雪は平均1.5m前後です。
雪下ろしを怠ると屋根への荷重が限界を超えるリスクがあります。
遠方から管理する場合も、地元業者との雪下ろし契約は必須と言えます。
【薪小屋・物置】
薪小屋2棟が倒壊しました。
物置も倒壊寸前の状態でした。
なので、地元業者に撤去を依頼しました。
(撤去費用は業者・規模によって異なりますが、この地域では業者の確保自体に時間がかかるため早めの手配が重要です)


【ニセコで業者が捕まらない問題】
現在のニセコ地方は観光開発ラッシュの影響で、どの業者も慢性的な人手不足に陥っています。
【実際に今回経験したこと】
修理・撤去・設置などを依頼しても、対応までに時間がかかるケースが多いです。
業者によっては請け負い自体を断られることもあります。
古くなった24時間風呂の代替として中国製の業務用シャワーブースを導入したが、組み立てに5日を要した上、使用開始から約1年ほどで給湯が停止して使用不能になりました。
結果として、毎日町民外料金で地元の温泉施設に通うという状況になりました・・・。

教訓:ニセコで業者を動かすには、時間的余裕を持った早期手配が不可欠。

